生産現場では、日々何かしらのトラブルが起きている。
設備トラブル(故障等)はその最たるもので、リカバリー(修理)には様々なパーツが必要となる場合もあり、中にはその場には無いものもある。
そんな時、相談した技術部門ベテラン社員の気概のある一言。
「〇〇が無い? だったらコレとソレで造ればいい」。
新しいものを取り寄せて修理する。でもそれでは時間がかかってしまい、生産体制に大きく影響が及ぶ。それを踏まえての言葉である。
ただ、誰しもから出てくる言葉ではない。経験、知識、機転、それをカタチにできる技術を持ち合わせた職人だからこそ言えるのである。
こうして今日も世界の自動車産業は、ダイナックス工業の職人の高度な技術と柔軟な発想により支えられているのである。