ダイナックス工業では30名あまりの「外国人」が働いている。
出身地はベトナム、ミャンマー、インドネシア、ペルーなど様々であるが、彼らが働く中で共通しているのが「言語(日本語)」という大きな壁があるということである。
だから私たちは日頃から“わかりやすく”伝えることを心掛けている。
これはある日のベテラン職人と外国人エンジニアとの会話…
「なんや、メゲたんか? そんなゴジャしたら、そらメゲるわ。そらアカンわ。」
当然外国人エンジニアは「????????????」である。おそらく日本語であるかどうかさえも分かっていないはずである。
そんなやりとりを何度も経験し、言語を理解して、今は貴重な戦力となってくれている。
こうしたたゆまぬ努力により、「言語」という大きな壁を乗り越え、ダイナックスの職人となってくれた彼らが、今日も世界の自動車産業に少なからず貢献していることは言うまでもない。